【カスティリャ王国】

イベリア半島北西部(ガリシア、アストゥリアス地方など)を勢力範囲
とする王国。
戦時には馬に乗って馳せ参じるイダルゴたちの軍事的寄与が大きい。

支配階層の宗教はキリスト教。
異教徒に対してはあまり寛容ではないが、我々の世界での十字軍に
見られたような熱狂的な排他的感情は抱いておらず、場合によっては
手を組むこともある。

かつてイスラムに征服された西ゴート王国の子孫であると自負し、
イベリア半島を異教徒の手から取り戻すという大義を掲げている。


【アラゴン連合王国】

イベリア半島北東部(カタルーニャ地方など)を勢力範囲
とする王国。
世界各地からチャンスを求めて来た傭兵なども多い。

支配階層の宗教はキリスト教だが、王国同士が連合することで
発展してきたためか、異教徒に対してもかなり寛容。
カスティリャ王国とは国の利害が異なるため、必ずしも
協力関係にあるとはいえない。

政治的な野心も、イベリア半島よりは地中海に向けられている。


【ターイファ諸国】

コルドバを都とする後ウマイヤ王朝が崩壊した後、イベリア半島南部
(アンダルシア地方など)に乱立した群小諸王国の総称。
都市1つだけのものから、かなり広大な地域を支配するものまで、
態様は様々である。

現存する主なものはセビーリャ、グラナダ、バレンシア、バダホスなど。
かつてはトレド、サラゴサを中心にした国もあったが、それらの都市は、
今はキリスト教王国に征服されている。

支配階層の宗教はイスラム教。
それゆえに、啓典の民に対してかなり寛容であるし、生き残るために
宗教を越えた合従連衡を行うことも少なくない。

なお、イスラムの戒律はそれほど厳格には守られていない。
マグリブから宗教的に厳格なベルベル人たちが 侵入を試みたことも
何度かあったが、獣や人形の前には物の数ではなかった。


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